moiのブログ 日々のカフェ season3

東京・吉祥寺の北欧カフェ「moi」の店主によるブログです。基本情報は【about】をご覧ください。

13.08.2018

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 相変わらず人通りは少ないが、きょうはとりわけ常連さんがたくさん来てくださった。さらに、昔はたらいていたスタッフもふたり。ひとりは、先月行ったスウェーデンのおみやげを届けにきてくれた。もっとも印象に残ったスポットは、スカンセンやローゼンダールのあるユールゴーデン島とのこと。おみやげにストックホルムのカフェ「DROP」のコーヒー豆。もうひとりは、去年まで手伝ってくれていたスタッフがうれしい報告をしに。みつ豆ももらった。べつにそういうしきたりがあるわけじゃないが、なぜか歴代のスタッフはみな甘いおやつを差し入れてくれるのだ。

 午後2時すぎくらいから急に空模様があやしくなってきたと思ったら、滝のような雨、そして風。次第に雷も激しくなり、近いところにドカドカ落ちはじめる。これはヤバいと思うまもなく停電。5分ちょっとのことだったと思うけれど、ちょうど注文の品をこしらえている最中だったのでまいった。じつは数年前のおなじころ、雷の直撃でブレーカーを壊され交換に数万円とられるという悪夢のような出来事があって以来、カミナリはトラウマである。7月の「四万六千日(しまんろくせんにち)」には浅草寺護国寺で雷除けのお守りが配られるが、毎年もらいに行こうかと本気で悩むほど。ちなみに、「四万六千日」といえば落語の「船徳」である。この時期の寄席でよくかかる。けっきょく、とくに電気製品がやられた様子もなくホッとしたが肝を冷やした。

 とはいえ、「一人あたりのキャンドル消費量世界一」を誇る国を愛するカフェゆえ、こういうときの備えは万全である。じっさいには、各テーブルに置こうとしたとたん電気が復帰してしまったのだけれど、せっかくなのでそのままキャンドルサービスでお・も・て・な・し。(画像は当店で常備しているキャンドルホルダーの一部。イーッタラの製品に囲まれて、放射状の光を放っているのは当店のカップ&ソーサーセットをデザインしてくださった梅田弘樹さんの作品「LUMI(雪)」)