moiのブログ 日々のカフェ season3

東京・吉祥寺の北欧カフェ「moi」の店主によるブログです。基本情報は【about】をご覧ください。

24.07.2018

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 定休日。雑用ばかりで、ここに報告したくなるような楽しい話題は特になし。しかたないので、この半年くらいのあいだに手に入れたもので特に「買ってよかったモノ」を3つ紹介してお茶を濁す

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森永乳業「蜜と雪」

 じつは、最近プライベートではほとんど買い物らしい買い物はしていないのだが、よくよく考えたらほぼ毎日といっていい頻度で買っているものがあった。「アイスクリーム」である。なかでも森永乳業「蜜と雪」は、個人的にこの夏最大のヒットといっていい。

 その名の通り、濃厚な蜜の下にパウダースノーのようなキメ細かくクリーミーな氷がキュッと詰まっている。この夏のような常軌を逸した暑さには、こってりしたアイスクリームよりこうしたさっぱりした軽い氷菓の方こそ恋しくなる。ウェブサイトによると、いちご、抹茶、それにレアチーズと3種類あるようだが、まだレアチーズは見たことがない。1カップあたりのカロリーが162kcal、脂質1.9g(いちご)というのも「常習者」にはうれしい。

◎CRESCENDイヤープロテクター「MUSIC」

 突発性難聴を患ってから十年あまり経つ。言いかえれば、壊れたヘッドフォンを24時間つけたまま十年あまり暮らしてきたようなものである。まあ、それはいいというか、しかたないとして、めったにライブに行けなくなってしまったのは残念に思ってきた。大きな音、とりわけパーカッションやPAで増幅されたベース音などが体調のよくないときにはつらく、自然とライブの現場から足が遠のいてしまったのだ。

 ところが、最近ライブ用の耳栓なるものがあると知りためしてみたところ、想像以上の効果があり、またすこしずつ生の音楽も楽しむことができるようになった。ちなみに、ぼくが使っているのはCRESCENDというメーカーの「MUSIC」というイヤープロテクターなのだが、装着してみての印象は、「あまり変わらない?」「これホントに効果あんの?」と疑いたくなるくらい。だが、音の「衝撃」がうまいぐあいに吸収されるらしく終わった後のイヤな耳鳴りや詰まった感じがほぼないのでびっくりした。ぼくのように耳の悪いひとはもちろんだが、ライブ現場に頻繁に足を運ぶひともじぶんの耳を保護するという意味で積極的に使ったほうがいいと思う。生の音楽が聴きたいのに聴けないというのはけっこうキツイぞ。

◎finalカナル型イヤホンE2000

 もうひとつ、耳にかかわるものを。イヤホンは消耗品、ぼくはそう考えている。なので、基本3千円台で購入できるものしか選ばないのだが、それでもどうせ買うなら音楽を聴く楽しみが広がるような、なにか一癖あるおもしろいイヤホンを選びたい。そういうぼくは、もう何年もfinal(旧「final audio」)のイヤホンを愛用しつづけている。

 このカナル型イヤホン「E2000」は、マニア向けの高級なイヤホン(イヤホンで20万円とか!)を製造しているfinalのもっとも安価な商品でありながら、ちゃんと「攻め」の態度を失っていないところがすごい。やたらいろいろなところから音が聴こえてくる、ふだん聴こえないような楽器の音が聴こえてくる、小編成のクラシックやジャズからEDMまで幅広い対応力……。以前愛用していた「pianoforte」というモデル(製造中止)は、アコースティックはすばらしいがEDMはモコモコしてしまうという愛すべき個性派だったのだが、その意味では、このE2000はより優等生的といえそう。とにかく安いけれど、個性的なイヤホンを探しているひとには全力でおすすめできる。ただ、密閉性は弱めなので静かな環境で聴いたほうがより楽しめるはず。これはなかなかいい買い物。